危険な有害物質が海に漏れたと想定した訓練が、宮崎県日南市の油津港でありました。

この訓練は第十管区海上保安本部が実施したもので、人体に影響を及ぼす危険有害物質が海上に流出したという想定で行われました。

訓練では、海上災害専門の「機動防除隊」の2人が特殊なガスを検知する機器の使い方などを指導したほか、参加者たちが身を守る防護服の着脱を確認しました。

(第十管区海上保安本部環境防災課 田中泰則課長)
「今回の訓練を実施することにより、有害物質が漏洩した場合の対応力の向上が見込まれる」

去年4月には鹿児島県口之島で化学物質を積んだ民間のタンカーが座礁する事故が発生しています。