再発防止を図ります。
2022年、宮崎県日南市の砂浜で4歳の男の子が波消しブロックの隙間に落ち、死亡した事故を受け、県はブロックの撤去工事に着手しました。

2022年4月、日南市伊比井の砂浜で、4歳の男の子が波消しブロックの間に落下し、砂に埋もれて死亡しました。

県は事故について、雨により波消しブロック近くに生じた水路の強い流れでブロック下の砂が吸い出され、空洞ができたことが原因と推定し、再発防止のためブロックを撤去することにしています。

8日は撤去工事が始まるのを前に起工式があり、県の職員と工事業者が安全を祈願しました。

今回の工事では、工事車両などが通る維持管理用の通路が整備され、およそ360個のブロックが撤去されるということです。

(宮崎県日南土木事務所 新見 勉 工務課長)
「1日も早い完成を目指しまして、完成した暁には、この海岸の安全な利用ができますように取り組んでまいりますので、よろしくお願いします」

工事は、業者の測量が終わり次第開始され、今年9月上旬ごろ完了する予定です。