去年3月、富山市で飲酒運転をして死亡事故を起こした男性に対し、遺族が「危険運転致死罪」での起訴を求め、集めた署名を富山地検に提出しました。

危険運転致死罪での起訴を求めて署名を提出したのは、飲酒運転による事故で亡くなった井野真寿美さんの長男、中田康介さんたちです。

事故は、去年3月21日未明、富山市総曲輪1丁目の交差点で発生。

横断歩道を渡っていた井野さんは、一方通行の道を逆走してきた飲酒運転の車にはねられ、病院に運ばれましたが、腰や腹部などを強く打ち、約12時間後に亡くなりました。

アーティストでピアノ講師だった井野さんは気さくな人柄で、生徒からも慕われていたといいます。

運転手の男性は去年6月、富山地検に書類送検されました。

容疑は酒気帯び運転と、不注意で事故を起こした場合に適用される「過失運転致死」でした。

井野真寿美さんの長男 中田康介さん
「過失なのか?ということですよね。これだけ悲惨なことを起こしておいて。現に人が亡くなって、その人の人生が大きく変わっている。そんな罪では許されないというふうに思います」

運転手の男性は遺族に対し、居酒屋を2軒はしごして酒を飲み、代行がつかまらなかったため車を運転したと説明したといいます。

飲酒運転をしたこと、一方通行の道を逆走したことなどから、遺族は「故意に危険な運転をしたと認められるべき」として、より刑が重い「危険運転致死罪」での起訴を求めています。