盛岡商工会議所の新年交賀会が開かれ、コロナ前の水準に戻るおよそ580人が出席しました。岩手県内の経営者たちは2025年の景気をどう予測するのでしょうか?
7日は盛岡商工会議所の新年交賀会が開かれ、会員企業の経営者や来賓らおよそ580人が出席し、コロナ前の水準に戻りました。
2月に100周年を迎える盛岡商工会議所の谷村邦久会頭は冒頭「地域中小企業・小規模事業者の事業継続・雇用の維持を支援しながら、市街地活性化とILC国際リニアコライダーの北上山地への誘致を実現させたい」と新年の抱負を述べました。

岩手の経済人に今年の景気について天気予報になぞらえて予測してもらいました。
①盛岡商工会議所・谷村邦久会頭
「(ポイントは)トランプ大統領の就任です。それが1月20日ですか?
それと石破総理が言っている2つの山(新年度予算の成立、東京都議会選挙と参院選)。これによって日本と世界の景気が左右されると、私は思っています。ですから、今のところはっきりした見通しが立っていないので曇り。そののち、私は晴れになることを期待して、この1年間を送りたいと思っています」
②岩手銀行・岩山徹頭取
「曇りのち晴れです。個人消費はゆるやかに回復していますが、生活実感としては物価高などで厳しさが増していると思います。岩手県が拡充した賃上げ政策もありますので、賃上げと物価(上昇)の好循環が実質賃金の上昇につながり、個人消費を刺激して景気が上向くと思っています」