ことし、富山県内は選挙イヤーです。参院選や富山市長選挙などあわせて12の選挙が予定されています。地方政治に詳しい専門家に注目ポイントを聞きました。

富山県内ではことし4月20日投開票の富山市長選をはじめ、高岡市長選、上市町長選、射水市長選が予定されています。

また、市議選や町議選についても富山、高岡など計7市町で予定されています。

地方政治に詳しい東北大学大学院の河村和徳准教授は「目先の公約をよりは、どういう方向性を持っているか、ビジョンを持っいてるかというところを大事にした方がいい」と指摘します。

夏には参院選も予定されていて、県内ではことし少なくとも12の選挙が行われる選挙イヤーです。中でも、河村准教授が注目するのが富山市長選と高岡市長選です。

東北大学大学院 河村和徳 准教授
「現職のどちらも、若干ビジョンとして、強いメッセージ性を持ってるナラティブ(物語)を持っているような発信がちょっとやはり、ないっていうところに苦しいところがある、富山も高岡も。新幹線ができるまで、これまでグーッと新幹線中心にうちの地域これから発展しますよというある種のビジョンがあったが、もうできちゃった。新幹線を作る首長さんから使う首長さんに変わっていかなきゃいけない」

敦賀延伸で一定の区切りがついたポスト新幹線時代に長期的ビジョンを示せるのか注目したいといいます。

田畑議員の無断・架空党員登録問題なども影響か

また富山市議選では富山1区選出の田畑裕明衆議院議員をめぐる無断・架空党員登録問題などが影響するとみています。

東北大学大学院 河村和徳 准教授
「一つ大きい争点になってくるのは手続きをきちんとやれる人かどうかっていう評価が出てくると思う。要するに同じように見られたくないとするのであるならば、『私はきちんと手続き踏めます』というようなこと、政務活動費のところが、逆にいうと、ぶり返される可能性もあるわけですよね。過去、そういうことがあった人にとってみれば、非常に戦々恐々の可能性は高い」

有権者は何に注目して候補者を選べばいいのでしょうか。

東北大学大学院 河村和徳 准教授
「私達の生活に、これを作ればみんな良くなるよってことは言えない時代の中で、やはりどれだけアイディアを持ってる人たちを政治家として選んでいくのか。だからそこの、それらの人たちが言っていることを見極める力が大事になってくる」