7日の大分県内は寒気の流れ込みで真冬並みの寒い一日となりました。宇佐市では地元の冬の風物詩となっている伝統の青ノリ漁が始まっています。
宇佐市を流れる駅館川の下流域では100年以上続く青ノリ漁が冬に行われます。今シーズンは例年より3週間ほど早く12月29日に漁が解禁されました。

厳しい寒さの中、7日の朝も小舟に乗った地元の漁業者が先端にかぎをつけた竹竿で、川底の石についた青ノリをとりました。青ノリは長いものは1メートルほどあり、天日干しした後、市内のスーパーや道の駅などで販売されます。
(長洲河川漁業協同組合・加嶋洋喜組合長)「非常に香りがよく品質的にも問題ない。みそ汁や天ぷら磯辺揚げの方法もあるので食べてもらいたい」
漁は3月初旬まで続けられ、漁協では今シーズン例年を上回る収穫を見込んでいます。
一方、豊後高田市では7日昼ごろ、ひょうやあられが降りました。また、大分市では平年より28日遅く初雪を観測。日中も気温が上がらず、最高気温は大分市で8.3度で、各地で真冬並みとなりました。