普天間基地の移設工事が進む名護市辺野古では、新年も軟弱地盤の改良工事が進められていて市民らが反対の声を上げています。


普天間基地の名護市辺野古への移設工事をめぐり、沖縄防衛局は先月28日、大浦湾側にあるマヨネーズ状ともいわれる軟弱地盤の改良工事を始めました。

▼上江洲まりの記者
「年が明け、辺野古沖ではことしも早速埋め立て工事が動き出しています」

6日午前、大浦湾では年末に始まった「敷砂」の作業を進めるため、海底にまく砂を重機で別の船に移し替えていました。


政府は軟弱地盤改良工事の完了までにおよそ4年1か月を要するとしていて、年が明けた6日も海上で続く「難工事」に市民らは反対の声を上げています。

▼抗議参加者
「徹底的に沖縄の自然も潰し、民意も潰し、やっていくということにしか見えない」
「できない工事を続けるよりも一日も早い危険性除去ということから、工事を止めて普天間基地の返還について日米両政府で話し合うべきと思っている」


地盤改良工事をめぐって沖縄防衛局は今月にも7万本あまりの砂くいを海底に打ち込む作業を始める方針です。