岡山県真庭市蒜山地区の伝統工芸品「ガマ細工」づくりが最盛期を迎えています。

およそ600年の歴史を誇るといわれる蒜山ガマ細工。使い込むほどに光沢が増し、深い味わいが生まれます。

全国で唯一の生産地となった蒜山地区では、去年の12月からガマ細工づくりが始まりました。かつては地域に自生する天然のガマを使用していましたが、環境の変化で激減したため、現在は職人がガマを栽培し、伝統を守っています。

(蒜山ガマ細工生産振興会 多久間清子さん)
「すてきですねといわれると、嬉しくなるんですけど、軽くて丈夫で長持ちするのでみなさんにも(よさを)味わってほしい」

ガマ細工づくりの作業は4月まで行われ、製品は県内はもとより全国各地の民芸品を取り扱う店などで販売されるということです。