NEXCO西日本は1月2日から4日に中国支社管内の上り(大阪方面)は渋滞回数がフエルト予想しています。おもに山陽道で渋滞が多く発生しそうだということですが、中国道でもふだんより交通量が増える可能性があります。

年末年始に山口県内の中国道を通行する予定がある人には、気をつけてほしい区間があります。

地元で「魔のカーブ」と言われることもあるという事故多発区間、中国道の美祢から美祢西インターチェンジの間です。ここはカーブが急でアップダウンが激しいことなどから、事故が多く、運転で特に注意が必要な区間とされています。事故を防ぐためはどうすればよいのか、山口県警高速隊の副隊長と現場を取材しました。

桜塚やっくんも犠牲に

美祢さくら公園。この桜の木は、交通事故で亡くなったある人を偲んで植えられました。お笑いタレントの「桜塚やっくん」です。

今から11年前の2013年10月5日夕方、やっくんら5人が乗ったワゴン車が中央分離帯に衝突。車の外に出たやっくんとマネージャーの男性が後続の2台にはねられて死亡しました。熊本県で開かれるコンサートに向かう途中でした。
やっくんが事故に遭った中国道の美祢・美祢西インターチェンジ間は、特に事故が多い区間として当時から知られ、今も事故が起こりやすい区間です。
ことし6月にはこの区間で軽乗用車が横転。軽乗用車には広島市の女子大学生2人が乗っていて、1人が死亡し、1人が重傷を負いました。

この区間では去年までの10年間で、66件の人身事故が起きていて118人がけが、5人が死亡しています。