大みそかの31日、盛岡市の老舗そば店には1年の締めくくりに年越しそばを味わう大勢の人が訪れています。
盛岡市中ノ橋通にある1884年創業の老舗そば店「直利庵」では、年越しそばを求める人たちが開店前から長い列を作っていました。「年越しそば」は細く長い形状から長寿を願い、切れやすいそばを食べて1年の災いを切り捨てるなどの意味が込められています。だしの香り漂う店内は常に満席の状態で、家族連れらが良い年を迎えられるよう願いながらそばを味わっていました。
男性客は
「1年の締めくくりという気持ちがありますので、毎日の事を思い出しながら食べていました。(今年は)良い年でしたけど、来年はもっと良い年にできるといいなと思っています。」
今年は店内用と持ち帰り用あわせて6000食の年越しそばを用意していて、午後9時まで営業しています。