岡山市が建設を予定している新しいアリーナについて、最大収容人数を1万人とした場合の建設事業費が275億円以上となり、当初の計画の2倍近くに上る試算であることがわかりました。
地元の経済・スポーツ団体の代表らが参加して開かれたアリーナの整備検討会議です。4回目のきょう(27日)は建設事業費について新たな概算値が示されました。それによりますと、最大収容人数を1万人とした場合の総建設事業費は275億円~280億円。6000人の収容を目指すとした当初の計画、145億円の2倍近くになるということです。財源について市は企業版ふるさと納税の活用を検討していて、経済団体に寄付を求めたい考えです。

(大森雅夫岡山市長)
「市民の税金をどこまで使うか。経済界としてどの程度の額を寄付いただけるのか。そこを教えてくださいと申し上げた」
岡山市では、来年度の当初予算案にアリーナの建設に向けた費用を盛り込み、整備を推し進めたいとしています。