B1・島根スサノオマジック、悲願の優勝を掴み取るための挑戦が始まります。
10月1日の開幕戦を前に、クラブの歴史を知るあの人に展望を聞きました。


島根スサノオマジック　安藤誓哉キャプテン
「僕たちは昨年達成できなかった優勝を、今年は全員で優勝を目指して1シーズン頑張っていきましょう」

今シーズンも島根を熱くさせるおとこたちがコートに戻ってきた。

島根スサノオマジック。
昨シーズンはクラブ史上初となるベスト4に進出。そして今シーズン目指すのはもちろん…。

島根スサノオマジック　安藤誓哉キャプテン
「リーグの歴史に残るチームになるには、はっきり言って優勝とることでしかリーグに名を刻むことは出来ないと僕は思っています」

リーグの頂「優勝」です。
飛躍のためクラブが掲げたスローガンは「風を起こそう。」

今シーズンは残留した9人の選手に加え、新たな2人の「風」が新加入しました。

島根スサノオマジック　谷口大智選手（新加入）
「僕自身も今まで下位チームでずっとやってきて、急に優勝と目標が変わったのは僕自身も初めての経験なので、優勝を掲げながらしっかりとコートに立ちたいと思っています」
島根スサノオマジック　津山尚大選手（新加入）
「まず、西地区1位をとって、優勝だけだと思うので（優勝だけに）フォーカスして覚悟を持ってやっていきたいと思う」

優勝に向けカギとなるのが各地区でのレギュラーシーズンの戦い。今シーズンB1は3シーズンぶりに東・中・西の3地区制で行われ、各地区上位2チームなどがチャンピオンシップ進出となります。

島根の開幕戦は10月1日。
そこで、開幕を前に、今シーズンの展望をクラブの歴史を知るこの人に聞きました。

バンダイナムコ島根スサノオマジック　安部潤さん
「B1に入ってからは苦しいシーズンが多かったので、チャンピオンシップのベスト4に残ったのは感慨深かった」

安部潤さん。
松江市出身で、選手として島根には通算4シーズン在籍。引退後はフロントスタッフとしてクラブを支えています。

まず、昨シーズンと異なる3地区制については。

島根スサノオマジック　安部潤さん
「（昨季）西地区チャンピオンの琉球もいるし、名古屋、広島もいるので、昨シーズンよりチャンピオンシップに行くのに厳しくなるのではと予想している」

そして、今シーズンの戦力については。

島根スサノオマジック　安部潤さん
「チャンピオンシップの経験をしたメンバーが残っているのは大きいことだと思う。津山選手、谷口選手ともへナレヘッドコーチが目指す、バズソースタイルのバスケットに非常にマッチする選手だと思うので、チーム力がアップするのではないかと期待はある」

開幕前のプレシーズンマッチは、コロナの影響などで予定の5試合のうち2試合しか行えませんでしたが、指揮官は、勝敗よりも攻守の切り替えの速い「バズソースタイル」の選手全員の理解が重要だとしました。

島根スサノオマジック　ポール・へナレHC
「（開幕戦に向けて）まず我々の課題や戦術についてどこまで我々のバスケットが出来るかを重点に置いている」

カギを握るバズソースタイルのさらなる進化、そして新加入選手とのケミストリー。

新生・島根スサノオマジック。
悲願の優勝をつかみ取るため、長いシーズンが始まります。