韓国の尹錫悦大統領による非常戒厳宣言の内幕が徐々に明らかになっています。キーマンの一人に、占いに長け、「男菩薩」とも呼ばれた軍OBの存在が浮上し、注目されています。
尹大統領が今月3日に突如宣言し、混乱を招いた「非常戒厳」。捜査当局は関係者の逮捕に踏み切り、矛先を尹大統領に向けています。
こうしたなか、注目されているのが内乱の疑いで逮捕・送検された軍の元情報司令官、ノ・サンウォン容疑者です。
記者
「駅前にあるハンバーガー店で、戒厳をめぐって話し合いが行われていたとみられています」
ノ容疑者は非常戒厳宣言の2日前、ソウル郊外にあるロッテリアで現役の軍人たちと会い、「戒厳がもうすぐあるから準備せよ」と指示したとみられています。
このニュースを受け、インターネット上には「戒厳バーガー」と皮肉を込めた風刺画も登場しました。
店の近くにある、ノ容疑者が過ごしていたとされる部屋を訪れてみると。
記者
「部屋の前には占いで使う物なのでしょうか。魚の干物が大量に置かれています」
部屋はなんと占いの店。ドアには韓国で占い師がよく使う『卍』のマークがついています。
同じ建物の住民は、ノ容疑者とみられる人物が占い師の女性を手伝っていたと話します。
同じ建物の住民
「祈祷を行うとき、餅や果物を買ってここに置いていた」
警察はノ容疑者の手帳を部屋から押収しましたが、その内容は衝撃的でした。
韓国警察関係者
「“北方限界線(南北の海の境界線)で北朝鮮を誘導する攻撃”という表現もあった」
また、政治家や裁判官などを、“逮捕”を意味するとみられる「除去対象」と表現。「射殺」という単語もあったといいます。
韓国メディアによると、ノ容疑者は占いを使って名前をつけることを得意としていて、何かしらの力を持っていそうなことから、知人の間で「男菩薩」と呼ばれていました。
警察の取り調べで、こう供述したといいます。
ノ・サンウォン容疑者(朝鮮日報より)
「戒厳の2、3か月前、当時の国防相に『尹大統領は今年は運が良いのでこの時期を逃してはならない』と助言すると、国防相は喜んだ」
合同捜査本部は尹氏に対し、あす午前10時に出頭するよう要請していますが、尹氏が応じるかは不透明です。
注目の記事
「本当は命を失う場所ではなかった」津波にのまれた指定避難所…震災を知らない大学生が被災地で辿る“後悔と教訓”の15年

「私たち家族の楽しい思い出はすべて消え、苦しみや悲しみに変わった」娘を事故で失った小学校の元校長が訴える“命の尊さ” 修学旅行の引率中に「美果が交通事故で死んだ」と連絡が【第1話】

【「公立いじめ」との声も】授業料無償化先駆けた大阪のいま…公立高校の約4割が定員割れ『私立有利・公立不利』の状況は“負のスパイラル”生む懸念【教育アドバイザー・清水章弘さん解説】

“ながら運転”小学生男児トラックにはねられ2年経つ今も意識不明•生涯要介護も…適用されない『危険運転』両親訴え「罪が軽すぎるのではないか」

家族が死刑囚になったーー「殺人鬼の家族と呼ばれようとも」 残された両親と弟、過酷な現実の中で今も生き続ける

3・11午後2時46分発車の仙石線『命を救った判断』あの日の記憶胸に“ビーチサッカー”で目指す姿【東日本大震災15年】









