新年に無病息災を祈る縁起物、七草がゆで知られる春の七草の収穫が、大分県豊後高田市で始まっています。
春の七草はセリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロです。これらを使った七草がゆを1月7日に食べると1年を健康に過ごせるといわれています。

豊後高田市にある北崎農園では、七草をハウスと露地で合わせて7.5ヘクタールの畑に栽培していて、新年を前にいま収穫のピークを迎えています。
24日朝もおよそ200人の従業員が、摘み取った七草を手で選別して水で洗っていきました。
(北崎農園・北崎昌靖社長)「他の野菜にはない昔の先人が言い伝えてきた効能だったり、意味合いがあるんじゃないか。無病息災だとか健康を願う、いいアイテムなんじゃないか」
七草の収穫やパック詰めは年明けまで続き、およそ42万パックが県内をはじめ全国各地に出荷されます。