アメリカ兵による少女暴行事件に抗議する県民大会が22日開かれ、およそ2500人が怒りの声をあげました。

▼沖縄大学3年・中塚静樹さん
「基地賛成・反対の枠組みの中だけで考える問題ではありません。目を向けるべきは、性暴力によって人権が蹂躙されたことです」

22日に沖縄市で開かれた大会には、去年12月のアメリカ兵による少女暴行事件に抗議する2500人以上が参加しました。

大会では玉城デニー知事のほか一般の大学生も登壇し、基地の存在が県民の日常生活を脅かしている現状や事件発生から半年にわたり県側に情報を伝えなかった日米両政府や捜査機関の対応に怒りの声を上げました。

▼玉城デニー沖縄県知事
「米軍に対しての規律も厳しく求めそしてそれを一個人の責任にしない、軍そのものの構造的な責任も合わせて求めていきたい」

▼参加者は
「基地賛成・反対関係なく、当たり前のことを当たり前に主張できる社会であってほしい」
「参加することでもっともっと自分たちが平和に近づいていくのかなと思いました」

大会の参加者はそれぞれが思い描く平和な沖縄の未来の実現を願いました。