今季で現役を引退したJリーガーで元日本代表の青山敏弘さんの引退記念行事が作陽学園高校で行われました。

母校のユニフォーム姿でプレーする青山敏弘さんです。きのう(22日)作陽学園高校で行われたのは、22年前の全国高校サッカー岡山県大会決勝・作陽と水島工業の再々試合。

当時作陽の2年だった青山さんのシュートは誤審で得点が認められず「幻のゴール」に。結果、県代表も逃しました。

その後12年前に行った再試合は引き分けで、今回は青山さんの引退を記念して当時の選手と審判が集結、決着をつけることになりました。

ーどういうところを見たい?
(青山選手のファン)
「(青山選手が)ゴールをするところです」

(出場選手の家族)
「見たことがないので、主人がサッカーするところ、どれだけできるのか楽しみにしています」

22年前の「幻のゴール」の試合に決着は…

試合は25分ハーフの特別ルールで行われ、先日まで現役Jリーガーだった青山選手は華麗な動きを見せます。しかし、アラフォーになり体形が変わってしまった参加者もいて、当時の監督である野村校長も笑いをこらえられません。

試合は作陽チームが1対0で勝利!22年前の「幻のゴール」の試合に決着をつけて青山選手の引退に花を添えました。

(水島工業サッカー部OB 宮本寛さん)
「楽しい気持ちと、あとは正直、勝ちたかったかなって。最後ぐらいは決着つけたかったなと、ちょっと負けてしまったので」

(元サッカー日本代表 青山敏弘さん)
「作陽高校という名前がそこにあったから頑張れてきたので、きょう最後の最後までその思いを背負ってみんなと戦えたことが僕にとって特別な日になりました」

かつて戦った仲間たちに祝福された青山選手はこれから指導者として新たなスタートをきります。