和・洋・中、どんな料理にも合い、中華料理では高級食材としても使われる食材“マコモタケ”をご存じでしょうか?その“マコモタケ”が旬を迎え、岡山県の産地・里庄町で出荷が始まりました。

(生産者 美山尚徳さん)
「これ大きいでしょ。これが最高品質。一番いいやつですね」

タケノコのようなシャキシャキとした食感で、ほのかな甘みも感じられる“マコモタケ”です。岡山県里庄町では、10年以上前から休耕田を活用して「里庄まこもたけ」の栽培を行っています。

美山尚徳さんの水田では、夏の暑さの影響で例年より約2週間遅れて収穫が始まりました。これからが収穫のピークです。

(美山尚徳さん)
「例年に比べてかなり身太りもいいし、このように立派なまこもたけができました」

美山さんの水田では600~700キロの収穫を見込んでいます。採れたての新鮮な“マコモタケ”は生で食べることもできます。

杉山眞優キャスター「甘い」「シャキシャキ」「瑞々しい」

(杉澤眞優キャスターリポート)
「甘いですね。おいしい。食感もシャキシャキしていて、すごく瑞々しいです」

(美山尚徳さん)
「いちばんおいしいとき」

「里庄まこもたけ」は、JA晴れの国・岡山里庄直売所できょう(26日)から販売が始まりました。開店と同時に、訪れた客は次々と手に取っていました。

(訪れた客)「楽しみですよ。楽しみだから。26日(が初出荷)だと聞いていたからきょう来たわけで。きれいだから持って帰ったらみんな喜びます」

「きんぴらとか天ぷらとか炊き込みご飯とかに入れて食べます」

和・洋・中、どんな料理にも合う食材“マコモタケ”。食物繊維などを多く含み、腸内環境の改善などの効果があるとも言われています。

11月上旬ごろまで里庄町内のスーパー・直売所のほか、県外の飲食店などにも出荷されるということです。