2024年の沖縄を振り返る回顧シリーズ。自公勢力が大きく躍進した県議選や衆院選など、去年1年の選挙を振り返ります。

去年6月に行われた4年に1度、地域住民の代弁者を選ぶ県議会議員選挙。

▽玉城 知事
「玉城デニーの考え・姿勢を評価するという候補者が30人いますので、ぜひ当選していただきたく全力で応援したいと思います」

▽名護市区 比嘉 忍 氏(自民)
「(玉城知事の)中間評価にあたります。そのチェック機能をしっかりと果たしたいと思います」

玉城知事の中間評価ともいわれる県議選。知事を支える与党・オール沖縄勢力と、
知事を支持しない野党・中立、どちらが定員48の過半数を獲得できるかが最大の焦点となりました。

自民党が公認候補20人全員を当選させるなど野党・中立が大勝。特に「経済政策」を全面に押す闘いが功を奏した形となりました。

与党・オール沖縄勢力は過半数を割り、玉城知事は厳しい県政運営を迫られることに。

県議選では女性議員が躍進し、過去最多の8人が当選しました。



▽国頭郡区 儀保 唯 氏(無所属)
「いま妊娠5か月ということもあるが、当事者だから感じることはあると思うので、どう伝えて理解していただけるか、頑張っていこうと思います」

出馬を決意したあとで妊娠が発覚した、儀保唯さん。初の産休取得を控える県議としても注目されました。



7月、出張先の東京で当時の松川正則市長が死去。それに伴い行われたのが、宜野湾市長選です。普天間基地の早期返還への手法などが争点となり、オール沖縄勢力が支持する桃原功さんと、自公勢力が支持する佐喜真淳さんとの事実上の一騎打ちになりました。

▽佐喜真 淳 氏
「常に我々の後ろで松川市長が後押しをしてくれる。そんな思いです。そうではないですか、みなさん!」

松川市政継承を全面に押し出した、佐喜真淳さんが市長に返り咲きました。

自公勢力が注目選挙での勝利を重ねる中…。