日本バレーボール協会は21日、来シーズンの女子日本代表の監督にフェルハト・アクバシュ氏の就任が内定したことを発表した。パリオリンピック™で代表を率いた眞鍋政義監督(61)は退任となった。

トルコ出身のアクバシュ氏は2017年、中田久美監督(当時)時代に、日本女子代表コーチを務め、トルコ、クロアチアの女子代表監督を経験。自身のSNSでも「ロサンゼルス五輪でメダルを目指して、共に頑張って戦います」と意欲を見せている。

女子初の外国人監督となる。男子代表監督は東京五輪でフランス代表監督を務めたロラン・ティリ氏(61)が、発表されている。

■フェルハト・アクバシュ氏コメント
「日本の豊かなバレーボールの伝統の一翼を担うことになり、大変名誉に思うと同時に、女子日本代表史上初の外国人監督に就任することになり、大きな誇りを感じています。これからの挑戦の大きさは十分理解していますが、選手やスタッフ、協会には全幅の信頼を寄せています。共に努力し、献身することで、このチームを新たな高みへと引き上げていくことができると考えます。私は規律や困難を乗り越える回復力、チームワークといった日本の文化に深いつながりを感じており、成功のために貢献することを約束します。これからの旅が楽しみです」

■川合俊一会長コメント
「フェルハト・アクバシュ氏が女子日本代表の監督を引き受けてくださることを大変光栄に感じております。トルコのみならずポーランドやルーマニアなど海外での豊富な指導経験や、クラブ世界選手権大会でチームに栄冠をもたらす確かな指導力に加え、2017年から2年間女子日本代表のコーチを務め、日本の選手やチームをよく知るフェルハト氏であれば、女子日本代表を必ずオリンピックへと導いてくれると期待しています。ロンドン2012オリンピック以降遠ざかっているオリンピックでのメダル獲得に向けて、フェルハト氏とともに進んでまいりますので、女子日本代表への温かいご声援をよろしくお願いいたします」

【フェルハト・アクバシュの経歴】
■代表監督
女子トルコ代表チーム(2014~16年)
2015年 ヨーロッパ競技大会 優勝
女子クロアチア代表チーム(2022~23年
2022年 VNLチャレンジカップ 優勝
■女子日本代表コーチ(2017~18年)
2017年 アジア選手権 優勝
2018年 世界選手権 6位