先月発生した記録的な大雨による被害を受け、玉城知事は県内全域で河川などの浚渫や護岸保護など災害予防を講じることなどを担当部局に指示しました。

本島北部では、先月の記録的な大雨による被害が家屋の床上浸水だけでも1市4村で80件に上るなど深刻な被害が出ていて、復旧に向けた支援が求められています。

13日に開かれた県の災害対策本部会議では、この大雨による農林水産業への被害総額はおよそ17億8000万円に上ることなどが報告されました。

この会議で玉城知事は、県内全域で河川などの浚渫や護岸保護など災害予防を講じることや災害時の体制見直しなどを各部局に指示し、県の防災力強化に取り組む姿勢を示しました。

県はこのほか、県独自の見舞い金などの経費として、およそ6億300万円を盛り込んだ補正予算案を開会中の県議会に提出しています。