16歳未満の少女を誘拐し性的暴行を加えたとして起訴されたアメリカ空軍兵の男に、那覇地方裁判所で13日午後、判決が言い渡されます。
この裁判は嘉手納基地所属の兵長、ブレノン・ワシントン被告が去年12月、16歳未満の少女に声をかけて車で連れ去り、基地の外の自宅にわいせつ目的で連れ込んで性的暴行を加えたとして、わいせつ誘拐と不同意性交等の罪に問われているものです。
これまでの裁判で検察側は、少女がジェスチャーを交えて実年齢を伝え、暴行された際に拒否する意思を伝えたとし、ワシントン被告の行為は「極めて悪質で自己中心的だ」として懲役7年を求刑しています。
一方、弁護側は少女の証言に信用性がなく、少女が年齢を18歳と答えていて性的行為については「同意を得ていた」として無罪を主張しています。

少女の年齢の認識や同意の有無が争点となるこの裁判の判決は、午後2時に言い渡されます。