11日北海道網走市で、心肺停止の状態だった患者を搬送中の救急車がスリップ事故を起こし、搬送が遅れたことが分かりました。患者は病院に到着後、死亡が確認されました。
11日午後8時半ごろ、網走市南10条東3丁目で、患者を病院に搬送中の救急車がスリップして歩道に乗り上げ、立ち木に衝突しました。
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患者は80代の男性で、自宅から心肺停止の状態で搬送される途中で、別の救急車に乗り換えましたが、到着した病院で死亡が確認されました。

網走消防によりますと、事故により病院への到着が8分ほど遅れたということです。

路面は、シャーベット状の雪で滑りやすかったとみられています。

消防は「搬送の遅れが直接の死亡原因とはみていない」として、再発防止に取り組むということです。