岩手県の大船渡湾で11日、かご漁をしていた小型船と航行中の漁船が衝突する事故がありました。
釜石海上保安部によりますと11日午前11時20分ごろ、綾里漁協から「船が衝突した」と通報がありました。
衝突したのは、総トン数0.9トンの小型船「大吉丸」と19トンの漁船「第八隆盛丸」です。第八隆盛丸は11日の午前9時半ごろ、大船渡湾内を航行中にかご漁をしていた大吉丸に気付かずに衝突したということです。
大吉丸に乗っていた2人は危険を感じたため衝突する前に海に飛び込んでいて、その後救助されました。2人は救命胴衣を着ていたこともありけがはなく、第八隆盛丸の乗組員5人にもけがはありませんでした。また油の流出もないということです。
大吉丸は他の漁船に大船渡漁港にえい航されて陸揚げされ、第八隆盛丸は自力で綾里漁港に入港しました。
釜石海上保安部が事故の詳しい原因を調べています。
