優れた文化・芸術活動に取り組む、岩手県ゆかりの人や団体をたたえる表彰式が盛岡市で行われました。方言集を出版した男性や、県内を拠点に活動する若き芸術家が受賞しました。
11日表彰式が行われた「県芸術・美術選奨」には、文化芸術の分野において県の内外で活躍する6人と1団体が選ばれました。
このうち、一関市在住の齋藤初美さんは、県南部の方言を共通語に翻訳した方言集を出版し、選考委員から「岩手の文化遺産になるもの」と高く評価されました。(齋藤初美さん)
「こういう晴れやかな席にお呼ばれしてなんとなく「いずい」感じ。恥ずかしいとかいたたまれない感じがする」

また、雫石町出身で県内を拠点に活動する芸術家の伊山桂さんは、今回の受賞者の中で最も若い23歳です。
独創的な絵やオブジェの制作が評価されての受賞です。
(伊山桂さん)
「(受賞は)たぶん一度きり。みんな見てくれているんだということを忘れずに、これからもこれまで通り、これまでよりも楽しく活動できたらいいと思う」

受賞した人たちは、文化・芸術の分野でのさらなる活躍を誓っていました。