飲酒の機会が増える年末年始を前に、高知市で飲酒運転の撲滅に向けた啓発活動が行われました。自転車の飲酒運転も摘発の対象になっていて、高知県警は「自転車でも絶対に飲酒運転をしない」よう呼びかけています。
啓発活動を行ったのは、高知警察署の警察官や交通安全協会高知支部のメンバーらおよそ30人です。飲酒の機会が増える年末年始を前に飲酒運転の危険性や撲滅を呼びかけようという取り組みで、歩行者や信号待ちのドライバーに啓発グッズなどを配りました。県警によりますと県内では今年、飲酒運転による人身事故が6件発生していて、1人が死亡しています。また、先月の道路交通法の改正に伴い、自転車の「酒気帯び運転」にも新たに罰則が設けられていて県警は「自転車でも絶対に飲酒運転をしない」よう呼びかけています。

(高知警察署 吉本奉由 交通課長)
「(自転車は)使い方を間違ったら歩行者や自転車に乗っている人にぶつかって危険な乗り物になる。飲酒運転をしたらなおさら危険な乗り物になってしまうので、自転車でも絶対に飲酒運転をしないと誓ってもらえたらと思う」
県内では11月末までに自転車の酒気帯び運転で5件の摘発があり、9日は、高知市が、職員が摘発されたことを公表しています。