忘年会の定番と言えばカラオケ。
歌声を披露する機会が増えるなか、カラオケで高得点が出やすい人と、そのほかの人とは遺伝子的な違いがあることが分かりました。
バイオベンチャー企業のユーグレナでは、カラオケの上手さ、すなわち「歌の上手さ」について、アンケート調査を実施。「カラオケの採点機能で平均より高い点が出ることがあるか」という質問に対し「採点機能を利用したことがない」と答えた人を除いた3901人の遺伝子タイプを解析しました。
その結果「平均より高い点が出る」と答えた人は「遺伝子型rs56248398」という遺伝子タイプを多く持つことが分かり、カラオケの上手さと関連のある可能性がある事が分かりました。
さらに、回答者の出生地を分析し、カラオケで高得点が出やすい遺伝子型を持つ人の比率が高い都道府県を算出しました。結果は…

1位、山口県(1.89%)
2位、鳥取県(1.86%)
3位、山形県(1.80%)
となり、最も比率が小さいのは佐賀県(0%)でした。
北陸3県については、石川県は4位(1.78%)、富山県は8位(1.47%)となったほか、福井県も20位(0・90%)と全国的にみても上位であることが分かりました。

このほか、9位には新潟県がランクインするなど、上位10位以内のうち6県が日本海側の自治体となり、ユーグレナでは「カラオケで高得点が出やすい遺伝子型を持つ人の比率は日本海側で高いように見受けられる」としています。