観光客が増える年末年始を前に、福島県いわき市では10日、国の職員が観光遊覧船の装備や安全管理について点検を行いました。
水津邦治アナウンサー「いわき市小名浜の観光遊覧船です。今年は長い休みが予想される中、年末年始に向けた立ち入り安全点検が行われます」
点検が行われたのは、いわき市小名浜の観光遊覧船「サンシャインシーガル」で、国土交通省や海上保安部の職員7人が船に立ち入りました。この点検は、利用の増加が見込まれる年末年始を前に毎年行われています。

北海道の知床半島沖では、おととし、観光遊覧船の沈没事故があり、乗客・乗員26人が死亡、行方不明となりました。こうしたこともあり、職員たちは、救命胴衣などの装備の点検や、事務所と連絡をとる無線の状態を入念にチェックしました。
福島運輸支局・菊池直志次長「日々運航に必要な発航前検査やお客さんが落ちていないか、危険な所に立ち入りしていないかという巡視も適切に行われていることを記録で確認しました」
小名浜デイクルーズ・村田裕之社長「4回目の初日の出クルーズを企画しています。大勢のお客様に乗っていただくので、とにかく安全第一でお客様に安心をお届けしながら楽しんでいただくことをモットーに運航していきたいと思っている」
遊覧船の安全点検は、17日に猪苗代湖でも行われます。
