日米開戦から83年を迎えた8日、平和の尊さについて考える行事が、岩手県一関市で開かれています。

これは「平和を考える集い」として、県高校教職員組合などでつくる実行委員会が企画したものです。
7日に行われた学習会は、高校生を含む約80人が参加する中、元小学校教員の齋藤三郎さんが、1945年8月10日の一関空襲について講演しました。

当時の空襲で散乱した爆弾の破片の実物を取り出して、参加者に触れてもらいました。空襲で生き残っても体の中に破片が入ったまま亡くなった人がいたことを伝え、「戦争をやめろという気持ちを行動に移してほしい」と訴えました。
※平和を考える集いと同時開催の第44回戦中・戦後のくらし展示は同じ会場(一関市・大町 なのはなプラザ)で8日午後3時まで。