きのう始まった「預金金利が2%になる」サービスが話題となっています。申し込みの数が普段の40倍だそうです。
「すごいですよね。(預金金利)2%の設定は大変興味があります」
きのう、“預金革命”と打って出たPayPay銀行。円とアメリカドルの両方を預けた場合、普通預金の金利はなんと、2%に。ドル預金は為替が円高に動けば、元本割れするリスクもありますが、2%という金利はメガバンクの20倍です。
PayPay銀行個人事業部 大貫純規 副部長
「外貨預金の口座開設は通常時の約40倍の申し込み」
きのうのサービス開始以降、大きな反響があったといいます。
「為替の手数料とこの金利2%と為替の動きを考えて、それで儲かると思うんだったらいいかな」
仮に、日本円とアメリカドルを50万円ずつ預けると、ひと月およそ1200円の利息を受け取れる計算です。狙いはどこにあるのでしょうか。
PayPay銀行個人事業部 大貫純規 副部長
「競合他社と比べると、我々、少し預金額の総量が劣後している。預金をお預けいただくこと自体でも、一部、収益が上がっていく構造に変わってきている」
預金集めの背景にあるのは、日銀が今年17年ぶりに踏み切った利上げです。
久しぶりに来た“金利のある世界”。銀行は、集めた預金を投資や貸し出しなどで運用すれば利益を出しやすくなっているのです。
このチャンスを逃すまいと、預金獲得に奔走する銀行はほかにも。
この銀行では今月、0歳から28歳の預金金利を通常の3倍にあたる0.3%に引き上げました。すでに、今週、口座を開いた28歳以下の人数は、前の週の3倍に増えたといいます。
SBI新生銀行リテール営業部 中嶋浩未さん
「18歳で新成人となり、就職、結婚、住宅の購入と、大きなライフイベントを迎える10年間。将来にわたって長いお付き合いをできるように」
“金利のある世界”。銀行の「預金獲得」競争が始まりそうです。
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