大手コンビニチェーンのファミリーマートは、福島県川内村の特産品「かわうちワイン」の販売を、4日から県内の店舗で開始しました。
コンビニの入口近くに目立つように並んだ、3種類のワイン。大手コンビニチェーンのファミリーマートで販売が始まったのは、川内村で作られた「かわうちワイン」です。

村では、震災後、新たな特産品を作ろうと村内にワイナリーを設け、地元産のブドウを使ったワインを作っています。今回、村の復興を後押ししようとファミリーマートが県内の51店舗で商品を扱うことになりました。
ファミリーマート 水野康之さん「かわうちワイナリーを訪問させていただいて、ワイン作りにかける思いやドラマをお聞きして、ファミリーマートの店舗で販売させていただきたいというのがきっかけ」
販売するのは、白ワイン2種類と赤ワインの1種類で、こちらのヴィラージュメルローは、うまみがあふれる辛口の赤ワインで、肉料理に合うということです。

川内村・遠藤雄幸村長「県内の店舗に置いていただける、そういう面でかなり川内村のワインもブランド化していく。多くの人たちに飲んでいただいて元気な川内村を表現していきたい」
ファミリーマートでは、12月末までにワインの販売店舗を県内およそ90店舗まで増やす予定です。ワインを製造するかわうちワイナリーは、これまで販路の拡大が課題だったということですが、多くの人が利用するコンビニでの販売開始は、ブランド力の向上につながりそうです。














