名護市辺野古の埋め立てに使用される土砂の運搬が再開された本部港での抗議活動について、5日の県議会で一般質問に立った自民党県議が、「危険な妨害活動だ」として「立入禁止」の看板を設置するよう県に求めました。
辺野古の埋め立てに使用される土砂の本部港からの土砂の搬出は、警備員と抗議女性が死傷した事故を受けて中止していましたが、沖縄防衛局は今月2日から再開させています。
再開にともなって本部港で行われている抗議活動について自民党の島袋大議員は、5日の県議会で、「港湾施設の機能を妨げる行為」で条例に違反するとして、県に対して「立入禁止」の看板を設置するよう求めました。

▽島袋大 県議(自民)
「(現状は)“大型車両の往来があり危険ですので、作業中の立ち入りはご遠慮ください” この程度の注意喚起なんですよ。そうではなくて明確に『立入禁止』の看板を出してくださいよ」
要望に対して県の担当者は、「抗議団体と面談して安全確保を確認した」としたうえで、「公の施設なので立ち入り禁止などの制限はできない」と回答しました。