静岡県によりますと、賀茂保健所管内に住む30代の女性がマダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染したと12月4日発表しました。2024年に入り5人目で、県は野外でのマダニ対策を十分にするよう呼びかけています。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の感染が確認されたのは、賀茂保健所管内に住む30代の女性です。
女性は、11月20日に風邪のような症状があり、24日に全身の倦怠感、筋肉痛の症状も加わり、27日に東部保健所管内の医療機関に入院しました。
マダニにかまれた自覚も刺し口もありませんでしたが、症状などからマダニが媒介する感染症の疑いで県環境衛生科学研究所で検査をしたところ、29日に重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の病原体遺伝子が検出され、「SFTS」と確認されました。
女性は発症前に山林で作業をしていたことから、SFTSの病原体を保有するマダニにかまれたことにより感染したと推定されています。女性は現在も入院中です。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の県内での感染確認は、2024年5人目です。
県によりますと、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の感染経路は、ウイルスを保有するマダニにかまれることが中心ですが、SFTSに感染している犬や猫の体液から感染することも報告されています。マダニにかまれてから6日から14日の潜伏期間の後、発熱、下痢などの消化器症状などが現れ、重症化した場合は死に至ることもあります。
県は、肌の露出を少なくしてマダニにかまれないようにすることや野生動物との接触に注意など、マダニ対策を十分にするよう呼びかけています。
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