昭和41年(1966)2月1日、ワンマン運転を開始した熊本市電の映像です。

ワンマン運転は車掌が乗車せず運転手がひとりでバスや電車を操作・運転する運行方法です。九州の路面電車では熊本市電が初めて導入しました。当時ニュースはこう伝えています。

「熊本市にきょうからワンマン電車が走りはじめました。クリーム色をしたスマートな車体のワンマン電車が5台、今朝始発から熊本駅前ー健軍町(けんぐんまち)間を走りはじめましたが、乗客は物珍しそうに眺めながら乗りこんでいました。


このワンマン電車は運転手の横に料金箱が備え付けられており、乗客も少し戸惑った風でしたが、交通局でも市民が慣れるまで1か月間は主な停留所に誘導員を置いて指導するということです。」
