今年10月の山梨県内の有効求人倍率は1.29倍と前の月より0.04ポイント上昇しました。

山梨労働局によりますと10月の有効求人倍率は1.29倍で、前の月を0.04ポイント上回りました。

上昇は2か月ぶりです。

求人が増加した要因として、山梨労働局は製造業で半導体関連の需要などが回復傾向にあることや、医療・福祉の分野で慢性的な人手不足が続いていることなどを挙げています。

また、郵便業で年末年始の人員確保に例年より早く乗り出していることや、小売業では最低賃金の上昇に伴い、年収の壁を考慮した従業員が労働時間を短縮していることも影響したということです。

これらにより山梨労働局は10月の県内の雇用情勢について「一部に弱さが続いているものの改善が進んでいる」と判断しています。