絶滅の恐れがあるニホンウナギを守ろうと、遠州灘で「親うなぎ」の放流が行われました。将来的に国内で獲れるうなぎの量を増やしたい考えです。
浜松市の舞阪漁港に運び込まれたのは、浜名湖で育った天然の「親うなぎ」です。12月2日、地元のうなぎ関係者からなる連絡会が親うなぎ370匹を港から3キロほど離れた遠州灘に放流しました。
この事業は、絶滅危惧種に指定されているニホンウナギを守るため、2013年から続けられていて、国内で獲れるウナギの量を増やそうという期待が込められています。費用は、クラウドファンディングで募り、2024年8月からの約2か月間で62万円が寄せられました。
<浜名湖発親うなぎ放流連絡会 加茂仙一郎会長>
「(ウナギの数を増やして)少しでも、安く皆さんに食べていただく。食べていただく機会を多く作っていきたい」
連絡会は12月中にもう2回の放流を目指しています。














