2日から今の健康保険証の新たな発行が停止され、医療機関では原則、マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」が使われます。青森県内の病院では受診前、利用者に対し、持ってきている保険証の確認が行われました。

青森市の村上新町病院では、月初めに利用者に保険証の提示を求める時に担当者が、持ってきているのは「マイナ保険証」かこれまでの「健康保険証」かを確認していました。

中には、初めてマイナ保険証を使った人もいて、機器に置いた後の手順を担当者に確かめながら操作していました。

病院によりますと2日の午前中は、マイナ保険証ではなく健康保険証を持ってきた人が半数以上を占めていたということです。

病院の利用者
「保険証はマイナ(を提示)。マイナだったら、財布の中に入れているので便利かな」

Q.マイナ保険証を使う?
「使っていません。何となく今度、病院に行った時に聞いて、やろうと思っていました」

村上新町病院 村上秀一 理事長
「“お薬手帳”とかもいらなくなりますし、便利ですよと受付では説明している。パソコンを使うようになり、紙カルテではなくなって、パソコンを使える人は便利みたいです」

政府はマイナ保険証を利用するメリットについて、過去の薬の情報を医療機関と共有できることや、高額療養費の限度額を超える支払いが手続きなしに免除されることなどを挙げています。

林 官房長官(会見の様子)
「国民にマイナ保険証のメリット等を伝え、利用促進を図り、マイナ保険証が利用できない人も確実に保険診療が受けられるよう対応をしていく考え」

なお、JNNが行った12月の世論調査で、マイナ保険証に移行することに不安を感じるかどうかについて尋ねたところ、「大いに感じる」または「ある程度感じる」と答えた割合が5割以上となっています。