「トクリュウ」による犯罪が全国で多発する中、現金輸送車を狙った強盗事件を想定した訓練が30日、山口県山口市でありました。
訓練には、現金輸送を行う警備業者や警察官などおよそ40人が参加しました。現金の入ったケースを、警備隊員が金融機関に渡すとき、刃物を持った犯人に襲われる想定です。犯人が現金を奪って逃げると警備隊員が通報し、犯人の特徴を紙に書くなど、緊急時の対応を確認しました。
ALSOK 見戸佳己警備隊員
「いざとなったらもっと緊張するだろうし頭真っ白になると思うんですけど。冷静に対応をしていくのが一番正しい方法かなと思います」
全国で、SNSなどでつながり犯行に及ぶ「トクリュウ」による強盗事件が多発しています。年末年始にかけて現金が多く動くことから、警察ではさらに警戒を強めたいとしています。