宮崎県内に台風が接近する直前の今月17日、JFLの試合でサッカー界のレジェンド「キングカズ」が宮崎市でプレーしサポーターを沸かせました。

(長瀬真希スポーツキャスター)
「3試合ぶりの勝利を目指すホンダロック。相手は『キングカズ』要する鈴鹿ポイントゲッターズ。試合はもちろん、出場記録更新にも注目です」

今月17日、宮崎市生目の杜運動公園で行われたホンダロックSCと鈴鹿ポイントゲッターズの試合。

注目は、JFLの最年長出場記録を更新中の「キングカズ」こと三浦知良選手です。三浦選手はベンチスタートで出場の機会を待ちます。

試合は、互いに点を譲らず拮抗。


そして、試合終了間際の後半43分。キングカズがピッチに登場します。

そして、後半45分シュートを決めたのはホンダロック。

三浦選手との対戦を心待ちにしていたという小野選手のゴールでホンダロックが勝利を収めました。

(ホンダロックSC 小野尚樹選手・25歳)
「気持ちで押し込んだ。きょうを楽しみに、試合を待っていたし、(三浦選手は)小さい頃から観ていたので憧れの存在」

そして、三浦選手はこの日、リーグ最年長出場記録を55歳203日に更新しました。

(鈴鹿ポイントゲッターズ 三浦知良選手・55歳)
「どこに行ってもみんなに大歓迎されて、久しぶりにこの宮崎にも来られた。ちょっと天気が悪かったので、サポーターの人たちは大変だったと思うが、また天気がいい時に来たい」


試合後には、三浦選手から子どもたちにこんなファンサービスも。

(子どもたち)
「とてもうれしかった」
「かっこよかった」
「蹴り方もすごく上手かった」
「親切だった。サインダメって言われたけど、あとからサインオッケーですって言って、わざわざサインしてくれた」



サッカー界のレジェンドに触れた子どもたち。思い出に残る素敵な一日となったようです。