「第53回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が28日、都内のホテルで行われ、捕手部門では26年ぶりの日本一となったDeNAの山本祐大(26)が初受賞した。
独立リーグ出身選手として初の快挙
独立リーグ出身の選手としては全ポジション含め両リーグ通じて初の快挙となった。自慢の強肩で何度もピンチを阻止した頼れる女房役として投手陣を牽引した。京都翔英高から滋賀ユナイテッドベースボールクラブ(17年)と独立リーグに所属する進路を選んだ。その秋には横浜DeNAからドラフト9位の指名を受けた。
独立リーグから這い上がり、プロの栄冠である、守備のスペシャリストの証となるゴールデン・グラブ賞の受賞となった。その喜びを伝えるべく喜入友浩キャスター(31)が聞いた。(ちなみに喜入キャスターは東京大学野球部(13年〜17年)に在籍し、捕手として六大学野球リーグでプレー。14年から正捕手として活躍し、16年には大学日本代表(六大学選抜)に入りを果たした球児であった)
「プロ入る前から守備の方は誰にも負けない」と自負
Q:「おめでとうございます!」率直な気持ちは…
山本祐大:
本当獲りたかった賞なので、獲れてまた実感してますし、嬉しいなと思ってます。
Q 獲りたかった想いとは
山本:
プロ入る前から守備の方は誰にも負けないっていう自負もしてましたし、自分にもそう言い聞かせたので、この賞はそういう賞だと思ってるので、そういったものも含めて獲りたかったなと思ってました。
Q:プロ7年目、ここまで振り返ると
山本:
なかなかいろんな所でいろんな道行きましたけどプロに入って7年間ですけど、地道にやってきた所が結んできてる形ではあるので、本当、努力は裏切らないですし、もっともっとそういう成果をつけていきたいなと思ってます。
Q:独立リーグ出身の選手という面では
山本:
独立リーグの選手というのは、なかなか大学の選手に比べたりとか、高卒の選手に比べたり、社会人の選手に比べたりという所では、なかなか評価されにくいと思うのですけど、僕が頑張ることによって、そういう評価が変わっていければ、僕自身も嬉しいですし、独立リーグも盛り上げれると思うので、そういうのも含め、頑張りたいなと思ってました。
Q:プロに入って、どう努力していこう、どんな戦略があったのか
山本:
もちろん素晴らしいものは学んで“自分のものに”という所を考えてましたけど、自分の色も大事にと、自分がやれる事だったり、自分の武器みたいなものは、誰にも負けないぞと思いながらやってたので、その負けん気も良かったんじゃないかなと思ってます。
Q:7年は長かったか
山本:
いや、あっという間ですね。
Q:思い描いた事、力を押してくれた言葉、どんな事が励みになった?
山本:
思い描いた事で言うと、こうやって賞を獲る所をずっと思い描いてましたし、日本を代表するキャッチャーになるという所は、常日頃、自分でも思って行動してるので、そこはずっとありましたし、言葉で言うといろんな方々の支えというか本当に人に恵まれてるなっていうのが僕は感じるので、いろんな人に感謝したいなと思っています。














