「スマムニ」を普及継承する団体が設立から10年目を迎え、スマムニによる演劇を披露しました。

今年で活動開始から10年目となる「スマムニ広め隊」はマングローブで暮らすカニなどの様子を唄った石垣島の古い民謡「アンパルヌミダガーマユンタ」を元に演劇を企画し、全編方言でのセリフに挑戦しました。

演劇はマングローブに暮らすカニの生年祝いの宴を再現したもので、カニたちの楽しそうな様子を見た人間が生きる希望と勇気を見いだす物語です。

ミダガーマ(目高蟹)に扮する子どもたち


【劇中のセリフ】
「バンダーヌマーゾンシツカラーアーシユイサ! ヤイマヌスマバハンジョーシメーハルンドー」(私たちが一緒に力を合わせゆいさ!八重山島を豊かにしていくさ)

【劇のフィナーレ】
「ミーファイユー」(ありがとうございました)」

▽鑑賞した年配男性
「さらに重ねて(開催して)ほしいです」

▽中学生女子2人
「若い子たちは方言が分からないから、芝居でつなげてくれたらうれしいです」

会場が満席になるほど観客が詰めかけ、スマムニへの関心の高さを伺わせました。(17日 八重山通信員 吉田永吉)