「霊媒師JUN」は誰?

検察は敦子被告が「霊媒師JUN」になりすまし、直哉被告に殺人を指示したと指摘。一方、弁護側は敦子被告と「霊媒師JUN」は別人だと主張し、意見は真っ向から対立していました。

裁判では、直哉被告が敦子被告に好意を持ち、2人が不倫関係にあったことが明らかになりました。「自分には霊感がある」と話す直哉被告は、隆一さん殺害の動機についてこう証言しました。

村上直哉被告:
「敦子被告には『呪い』がかけられていて、『呪い』をかけた張本人の父親を殺害した」

なお、直哉被告の精神鑑定を行った精神科医は、直哉被告の刑事責任能力には問題がないと認めています。常軌を逸した事実が次々発覚したこの事件。地裁の判断が注目されていました。