愛媛県松山市がJR松山駅前の車両基地の跡地に計画しているアリーナの整備検討会の初会合が25日、開かれ、アクセス対策の必要性など様々な観点から意見が出されました。
25日の初会合には学識経験者や関係団体から選ばれた委員らが出席し、中では松山市の担当者が、車両基地の跡地の活用法について、改めて将来像を示しました。
松山市担当者
「9月の鉄道高架に先駆けて市長より松山駅周辺のまちづくりの将来像が発表されている。市が取得予定の赤い区画(車両基地跡)では経済団体が求める5000席規模の多目的アリーナと文化団体が求める100席程度の小規模ホールこの両方の整備を目指す方向性を示している」
続いて、文化の発信のほか、交流や防災の拠点など、アリーナの位置づけを説明した後、非公開で意見交換に移りました。
出席した委員によりますと、中では、アリーナ整備を歓迎する声の一方、文化施設としての方向性が後退しているという懸念、またアクセス対策やホテルなど周辺で計画される施設との連携などが、課題としてあげられたということです。
愛大社会共創学部長 松村暢彦 委員
「市民の方々の懸念がこの検討会の段階で拾い上げられていることが我々の使命と思っている」
松山市では検討会に加えて、今後、ワークショップで募る市民らの意見も踏まえ、年度内にアリーナに関する基本計画の作成を目指します。
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