各国首脳との会議の場で座ったまま握手をするなど、石破総理の外交マナーが物議を醸しています。マナー違反にあたるのか、外務省が公式に見解を示しました。
石破総理“外交マナー”に物議 立憲野田氏「猛省しなければ」
21日まで8日間の日程で南米を訪問し、APEC首脳会議やG20サミットなどに出席した石破総理。
いま物議を醸しているのが、首脳会議などでの総理のマナーです。

APECの議長国、ペルーのボルアルテ大統領が歩み寄ったところ、石破総理は座ったまま握手を交わします。

また、各国代表が立ち話をする一方、石破総理は自分の席でスマートフォンを触る場面が目立ちました。
こうした様子にSNS上では…
「石破総理の一連の振る舞いは日本の品格を貶めている」
ペルー訪問中には、フジモリ元大統領の墓参りの際、事故渋滞に巻き込まれ、集合写真の撮影に間に合わない事態も・・・
石破総理は今回の外遊について「各国首脳と個人的な関係を深める機会にできた」と成果を強調していますが、野党からは…

立憲民主党・野田佳彦代表
「間違いなく良くないっていうのは、集合写真を遅れたこと、多分皆さんに迷惑かけたと思います。日本の外交としては猛省をしなければいけないと思います」

国民民主党・玉木雄一郎代表
「新参者なので、まず自分で回ってですね、今度新しく日本の総理大臣になった何何ですと言って自分で回った方が良かったんではないかなと」
外務大臣経験者も苦言を呈します。
外務大臣経験者
「外交慣れしてないとは言え、立ち話しぐらいしないとダメだよ。これは言われてやるものではなく、当たり前にやることだよ」
石破総理の行動は外交マナーとして問題はなかったのか。

22日に岩屋毅外務大臣は「外交上特段の問題があったとは考えておりません」と述べた上で、「指摘は受け止め外務省としてサポート体制をとっていかなければならない」と反省を口にしました。
外交に“不慣れ”なイメージを払拭するにはまだ時間がかかりそうです。