今月15日に逝去された三笠宮妃百合子さまの葬儀費用の総額はおよそ3億2500万円で、そのうち3億1950万円余りを今年度の予備費から支出することが閣議決定されました。
宮内庁によりますと、百合子さまの葬儀は2016年の三笠宮さまの葬儀と同じ規模で実施され、26日に東京・文京区の豊島岡墓地で行われる本葬の「斂葬の儀」など、一連の儀式があります。
こうした葬儀関係費用の総額がおよそ3億2510万円に上り、そのうちおよそ3億1957万円を今年度の一般会計の予備費でまかなうことが閣議決定されました。
8年前の三笠宮さまの葬儀費用は墓の建設費も含めておよそ2億6570万円で、百合子さまの葬儀費用はそれよりおよそ5940万円増加しています。
百合子さまは三笠宮さまと同じ墓に入るため、新たな墓の造営はありませんが、大幅に費用が増加した理由について、宮内庁は「資材や人件費の高騰、消費税の引き上げなどが影響している」と説明しています。
また、すでに支出されている今年度分の百合子さまの「皇族費」、いわゆるお手元金と呼ばれる1年分の生活費3050万円については、逝去の翌月の12月以降の4か月分のおよそ1016万円が国庫に返納されることになります。
今年3月から逝去までの百合子さまの聖路加国際病院の入院費については、公費である「宮廷費」から支出されるということです。
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