明治時代に設立した五戸町の菊駒酒造が11月7日に破産開始の決定を受けました。負債総額は現在、調査中です。

東京商工リサーチによりますと、五戸町の菊駒酒造は11月7日に青森地方裁判所十和田支部より破産開始の決定を受けたということです。
菊駒酒造は明治43年、1910年に三浦酒造として設立し、当初は「三泉正宗」の銘柄で製造していましたが、昭和初期に銘柄を「菊駒」と改めました。
2014年9月期には売上高1億5100万円を計上していましたが、その後は日本酒離れの影響から販売は低調に推移しました。

そのなか、新型コロナの感染拡大の影響で販売が低迷し、2021年9月期の売上高は9000万円に留まっていたということです。その後も販売は回復せず2023年で清酒の製造を停止していました。従業員はすでに全員解雇しています。