老朽化に伴い、存廃が検討されている日野川にかかる鳥取県米子市の「日野橋」 について、来年度から補修工事が行われることが明らかになりました。
工事によって20年は橋の利用が可能になるということです。

日野橋は1929年に建造され、2003年に国の有形文化財に登録されています。

しかい供用開始から95年が経ち、老朽化により腐食やひび割れなどがあることや、去年、塗料から有害物質のPCB(ポリ塩化ビフェニル)が検出されたことから、維持するか、撤去するかどうかの検討が続けられています。

市は、日野橋を撤去する場合は約28億円、将来的に維持する場合は100年間で約71億円の費用が掛かると試算しています。

19日、開かれた「日野橋の在り方検討委員会」では、ひとまず、来年度から約13億5000万円をかけ、米子市が補修工事を行うことが明らかにされました。
この補修工事を行うと約20年間は引き続き橋を利用できるということです。

市は今後、日野橋の在り方に関する市民へのアンケート調査を行い、今年度末に再度委員会を開いて意見交換を行うとしています。