歴史の影で活躍した「忍者」特有の『技』や『真の姿』などについての研究成果を発表する「忍者サミット」が、青森市で初めて開かれました。

「忍者サミット」には、公開講座として青森大学が主催しました。

この中で、忍者研究で知られる青森大学の清川繁人教授が講演し、津軽藩と南部藩の対立の裏で情報収集をする忍者が活躍していたことを説明しました。

そして、弘前藩に実在したとされる忍者集団「早道之者」が使っていた可能性が高い屋敷が、2016年に弘前市で見つかったことに触れました。

また、忍者の『技』も披露されました。

東京を中心に『忍術』や『武術』を教えている忍道家が「抜刀術」と「忍び足」を実演してみせ、来場者も忍の世界を体験しました。

参加した人は
「中腰の体勢がきつく、普段からもっと練習しないとだめだと感じた」

「青森にそれぞれ(忍者の)末えいが住んでいるということでゆかりがあることに驚きました」

サミットには市民など約60人が参加して、歴史の影で活躍した「忍者」を思い描いていました。