サッカーJ3・テゲバジャーロ宮崎は、17日、今シーズンのホーム最終戦で、大勢のサポーターが駆け付けるなか、劇的勝利を飾りました。

(廣末圭治記者)
「いよいよホーム最終戦を迎えたテゲバジャーロ宮崎。多くのサポーターに勝利を届けることができるのでしょうか。頑張れ!テゲバジャーロ宮崎」

(親子連れのサポーター)
「最終戦を締めてもらえたら宮崎も盛り上がると思う」
「最終戦も勝ちでお願いします」
「デゲバだいすき。サッカーが上手なところがだいすき」
「テゲバがんばれ!」

20チーム中15位のテゲバジャーロ宮崎は、ホーム最終戦で19位のY.S.C.C.横浜と対戦しました。

この試合に敗れるとJFLとの入れ替え戦に回る横浜は、前半から果敢に攻めます。

試合が動いたのは、前半21分。
テゲバジャーロは、ゴール前のこぼれ球を相手に押し込まれ先制を許すと、その2分後にもゴールを決められ、2点差にリードを広げられます。

サポーターの声援に何とか応えたいテゲバジャーロは、後半、反撃に出ます。

後半28分、ここまでチーム最多11得点の橋本が頭で決めます。

1対2の横浜リードのまま迎えた後半アディショナルタイム。
勝利への執念を燃やすテゲバジャーロは、右からのクロスに黒木が頭で合わせ、土壇場で同点に追いつきます。

さらに、試合終了間際。永長のフリーキックを武が頭で押し込み、3対2。
およそ2000人の観客の前でテゲバジャーロが劇的な逆転勝利を収めました。

(テゲバジャーロ宮崎 大熊裕司監督)
「最後の最後まで諦めない姿勢や勝利を皆さんに見せたいという気持ちが少しでも見せられたのかなと思う」

(逆転ゴール・テゲバジャーロ宮崎 武 颯選手)
「(シーズン)前半戦は苦しい試合が続いていたので、後半戦に巻き返してホーム最終戦にたくさんのサポーターが来てくれたので、とにかく勝ちたいという気持ちでやって勝てたのが本当によかった」

試合終了後にはセレモニーが行われ、シーズンをともに戦ってきた選手とサポーターで勝利の喜びを分かち合いました。

(サポーター)
「うれしかった。(勝利への)執念とファンに対しての恩返しみたいな感じがした」
「立ち上がってしまうくらい喜んだ。来年も選手の後押しをしていけるような応援ができるように頑張りたい」
「テゲバ、おめでとう」

テゲバジャーロ宮崎は、今月24日、FC今治とのアウェー戦がシーズン最終戦となります。

※MRTテレビ「Check!」11月18日(月)放送分から