伊藤選手を救った一言とは…

出口の見えない伊藤選手を救ったのが三木肇新監督。当時は2軍監督としてある言葉をかけ、気づきを与えました。

楽天 伊藤裕季也選手:
三木監督にちょっと話をなんか聞いてもらおうと。客観的に見て(自分の状況が)どうかを聞こうと思ったが、ファーム初日に“きょうからお願いします”と挨拶行った時に第一声が“這い上がれよ”だったので、その後、話しようと思っていたんですけど、なんか僕“その一言でじゅうぶん”と思った。まだまだ僕は“自分の使い方が”とか“モチベーションが”とか言っている立場じゃないとそこで気づかされた。

2軍で結果を残し、8月末に再度1軍昇格。するとすぐに、これまでにない手応えを感じたそうです。

楽天 伊藤裕季也選手:
上がってきて1回目のスタメンで出た試合の時は、僕の中ではすごく自分が変われた瞬間。ファームで三木監督に言われていたことを意識してやってできた試合。1軍でできたっていうのは、すごく僕の中で大きい試合だった。