見学イベントにぎわう
ラストイヤーとなった今年はコロナ前以上の賑わいでした。先月の運転席などを開放する「見学デー」には子どもたちやファンが詰めかけました。
古澤さん
「ブレーキとかもそうですけど、昭和初期くらいの路面電車がこんな感じなので、それにかなり近い機械となります」
左手でアクセル、右手でブレーキ。その日の人数や風の強さによって、動かし方が違います。古澤さんは、高校を卒業してすぐ入社し先輩から運転を教わりました。
古澤さん
「もともと小学生の文集に将来の夢は電車の運転手とか書いているくらい乗り物が好きだったので、ここを選びました」
同世代のゴンドラに愛着
火の山ロープウェイとの出会いは幼稚園のころ、家族たちと初めて乗りました。
古澤さん
「ゴンドラの海側の方に乗ってじーってこうやって景色見ていたのを今でも覚えているんで」
乗り物好きは今も変わらず、全国を飛び回っています。同じ年代を過ごした機械たちに、愛着もあります。
古澤さん
「ゴンドラが46歳で、自分48歳なんで、2歳しか変わらない」
機械は駅舎と共に解体されることになっています。
市内から訪れた人
「アナログな形で長い間動いていたものが、形も変わるしさみしい」
東京都から
「16年前に初めて乗りに来て東京なんで遠いんで。昭和がそのまま残っていたんで、それがなくなっちゃうのは本当はがっかり、すごくがっかりです」